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ル・コルビュジエ展
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《ロンシャンの礼拝堂(ロンシャン、フランス)》
ル・コルビュジエ 《ロンシャンの礼拝堂(ロンシャン、フランス)》
1950年 (c)FLC
《サン・ピエール教会(フィルミニ、フランス)》
ル・コルビュジエ 《サン・ピエール教会(フィルミニ、フランス)》
1960〜2006年 (c)FLC





コルビュジエがその生涯で2つの宗教建築を残したことは有名ですが、三つ目の協会が死後41年たった2006年に完成しました。そのサン・ピエール教会は、フランス中部のフィルミニの街の再開発として、1960年に建設が計画されました。しかしプロジェクトの進行中に紆余曲折があり、建設中にもかかわらず20年余りも放置されたというコルビュジエにとって未完成の作品でした。
彼の死後、助手のジョゼ・オーブレリー監修のもと、2003年になりようやく建設が再開され、昨年ついに完成することとなりました。今年の7月からはコンサート会場や美術館として使用される予定です。
そしてこれらの宗教建築は、いずれも、彼が「音響的形態」と呼んだリズミカルな空間構成や、周囲の環境との融合を顕著に表現した建築物となっています。
ここではそのサン・ピエール協会の施工段階の映像や模型などが展示されています。
映像や模型などの展示
映像や模型などの展示


《国立西洋美術館模型(東京、日本)》
ル・コルビュジエ
《国立西洋美術館模型(東京、日本)》
1955〜1959年
所蔵:ル・コルビュジエ財団  (c)FLC
坂倉準三に送られたメッセージが書かれた貝殻
 坂倉準三に送られたメッセージが書
 かれた貝殻
 (c)FLC,Yuri Sakakura





インドでのチャンディガールの都市計画に関わるのとほぼ同時期に、《サラバイ夫人邸とショーダン邸》を設計。さらに活動の場を拡げ、アメリカ合衆国で《カーペンター視覚芸術センター》を、日本で唯一のコルビュジエ作品でもある《国立西洋美術館》などを設計しています。
このセクションでは各地でのコルビュジエ建築の模型や写真、設計図などが展示されています。また、コルビュジエから坂倉準三に送られたメッセージが書かれた貝殻など、彼が弟子や友人に送った手紙なども見ることができます。







最後のセクションでは、コルビュジエが1951年に妻であるイヴォンヌのために建てた、南フランス・カップマルタンのキャバノン(休暇小屋)を原寸で再現しています。 このキャバノンは、人体の寸法と黄金比から作った建造物の基準寸法の数列であるモデュロールをもとに設計されており、驚くほどに小さく簡素なつくりになっています。これこそ、まさに彼が常に意識していた最小限住宅の見本型といえます。

また、晩年に描かれた絵画や彼自身がデザインした妻と共に眠るカップマルタンの丘の墓地の写真などが展示されています。

《キャバノン(休暇小屋)》
ル・コルビュジエ  《キャバノン(休暇小屋)》  1952/2006年 再制作
(Cassina S.p.A., Italy)  Courtesy: Cassina S.p.A., Cassina IXC. Ltd.




今年で、生誕120年を迎える近代建築の巨匠ル・コルビュジエ。この展覧会で彼の知られざる画家としての一面や、彼の建築に潜む思想や背景をさらに深く覗いてみてはいかがでしょうか。

ル・コルビュジエ
ル・コルビュジエ (c)FLC



《イヴォンヌ・ル・コルビュジエの肖像》
ル・コルビュジエ 《イヴォンヌ・ル・コルビュジエの肖像》
1930年代初期 (c)FLC





  会期 : 2007年5月26日(土)〜9月24日(月・祝)
  開館時間 : 月・水-日10:00〜22:00  火10:00〜17:00
         いずれも入館は閉館時間の30分前まで
  休日 : 会期中無休
  場所 : 森美術館
  東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー(53階)
  Tel.03-5777-8600(ハローダイヤル)
  料金 : 一般1,500、学生(高校・大学生)1,000、子供(4歳以上−中学生)500
  (15名以上の団体は各料金から200円引き)
  主催 : 森美術館、ル・コルビュジエ財団、NHK、読売新聞東京本社
  URL : http://www.mori.art.museum/
  取材日 : 2007年7月9日(月)



 
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